焼酎って、麦とか芋とか米とか色々ありますよね。私、昔はこういうのが一般的だと思っていたんですけど、以前新宿の焼酎飲み放題Bar、HAVESPIさんに行った時に「焼酎って、こんなに色々あるの!?」と驚きました。心の底から驚きました。

そこで、焼酎の種類について気になった私は今回、色んな焼酎について調べてみることにしました。

ここに掲載できたのは、まだ一部です。本当はもっともっとあると思うのですが、ここに調べられたものだけでも16種類ありますので、ちょっと長くはなりますが、ぜひ見ていってください!

定番の、耳慣れた焼酎たち!

まずは定番の、普通の居酒屋でも置いてあるような焼酎から紹介していきましょう。

米焼酎

米焼酎というのは、他の焼酎に比べるとシンプルな原材料でつくります。『焼酎の作り方!酒母?仕込み?蒸留ってなんだ!?』でもまとめましたが、焼酎のアルコールの核となる「酒母」という部分は元々どんな焼酎でも米で作りますので、そこに主原料として米をかけ合わせた米焼酎がシンプルなのは、ある意味当然です。

味はスッキリしていて、割と飲みやすいのが特徴です。焼酎初心者や、日本酒好きにとっては焼酎の世界に入りやすいお酒ではないでしょうか。

熊本県「球磨焼酎(くましょうちゅう)」というものがあり、これが米焼酎の発祥だと言われています。球磨焼酎・文化  球磨焼酎酒造組合のウェブサイトに依ると、「球磨焼酎」は16世紀の前半、室町時代の頃に作り始められたそうです。

熊本県の米焼酎で有名なものには『吟香鳥飼(ぎんかとりかい)』があります。400年前から酒造りをしている鳥飼酒造さんのお酒で、ファンの多いお酒です。

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また、米焼酎は米を主原料にするという特徴から、多くの日本酒蔵も生産しています。

有名所で言えば、新潟の八海山の焼酎『宜有千萬(よろしくせんまんあるべし)』があります。日本酒蔵の経験を活かし、日本酒用の麹や酵母を取り入れたり、発酵中に清酒の酒粕をくわえたりと、ユニークな作りです。『吟香鳥飼(ぎんかとりかい)』と飲み比べるのも楽しいかもしれません。

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麦焼酎

麦焼酎は、実は造りにおいては結構特殊な焼酎です。というのも、酒母づくりにも米を使用せず、麦(大麦)のみで酒母を造るんです。だから、米焼酎と同様に原材料がシンプルな焼酎になります。そして米焼酎同様、シンプルで飲みやすいのが特徴です。

大麦を使って造るお酒としてまず思い浮かぶのは、ビールです。が、ビールは醸造酒ですので、蒸留酒の焼酎とは特徴が明らかに異なります。では同じ蒸留酒のウイスキーはどうでしょう?

ウイスキーは、焼酎と同じく蒸留酒です。ただし、ウイスキーづくりにおいては、大麦を発芽させ、酵素でアルコールを造っていきます。それに対して麦焼酎では麹菌を使い、麦麹にすることでお酒にしていきます。この点が大きく違います(それ以外にも、貯蔵方法を筆頭に様々な違いがあります)

麦焼酎で最も有名なものは、おそらく『いいちこ』でしょう。きっと一度は飲んだこともあると思います。あるいは『二階堂』も有名ですね。

ただ変わったところで言うとウイスキーで有名なニッカによる『ニッカ・ザ・麦焼酎』なんていうものもあります。ウイスキーでの知見を活かした樽貯蔵を行い、ピートの香りを漂わせる独特の仕上がりになっています。一方でウイスキーとも違うすっきり感があり、麦焼酎好きの「変化球」としてでもあるいはウイスキー好きの「変化球」としてでも楽しめる一品です。

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芋焼酎

焼酎好きの中には、芋焼酎にのめり込んでいく人も多いと聞きます。

米、麦と、それぞれシンプルな材料で作られると説明してきましたが、芋焼酎の場合は酒母づくりに米を使います。従って、少し複雑なメカニズムで造られています(芋に限らず、ほとんどの種類の焼酎が同じです)

芋は作物として非常に糖度が高いため、香りが甘くなったり重厚になる特徴があります。また、芋といっても色々ありますが、最も一般的に使われる黄金千貫(こがねせんがん)という品種以外にも安納芋が使われる芋焼酎もあります。

芋焼酎といえばやっぱり霧島です。霧島には様々なバラエティがありますが、特に有名なのは黒麹で造るスタンダードな『黒霧島』に、もろみが赤く染まることから「赤」と名付けられた『赤霧島』です。

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私が個人的に気に入っているのは『山ねこ』です。宮崎県の黒木本店さんの焼酎ですが、ネーミングが可愛らしいですよね!原材料にジョイホワイトという芋を使用していて、甘さが爽やかな芋焼酎です!

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そば焼酎

そば焼酎も、普通の居酒屋なんかでもちょくちょく目にすると思います。

基本的に米麹で酒母が造られ、これにそばを加えます。そばは皮を取り除いた状態の「そば米」として使われたり、「そば粉」状態で使われたり、「ひき割りそば」にして使われたりと様々です。

香りの立つそばを原料にして造るため、出来上がった焼酎の香りや風味も独特。癖になる味わいと言えるでしょう。

私はまだ飲んだことがありませんが、面白い名前のそば焼酎があります。『マヤンの呟き』と言います。これは宮崎県の五ヶ瀬で造られている焼酎ですが、アルコール度数が38%もあります。樽の中で長期熟成させていて、色んな意味で特徴の強いそば焼酎ですが、一度飲んでみたいものです。

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黒糖焼酎

奄美大島でしか造ることが国から認められていない、本当に地域限定プレミアム感の凄い焼酎が、黒糖焼酎です。

温暖な奄美大島では、昔からサトウキビの栽培が行われていました。そして、以前からサトウキビを使ったお酒づくりというのはされてきていました。時は1953年。奄美大島がアメリカから日本に変換される時に、奄美大島で作られていたサトウキビのお酒にも酒税がかけられることになったのですが、交渉の末に一定の条件で『黒糖焼酎』を造ることが奄美大島だけに許され、黒糖焼酎には焼酎の安い税率が適用されることになったのだそうです。

ちなみに、サトウキビを使ったお酒といえば、ほかにはラムがありますね。

黒糖焼酎で有名なのは『れんと』でしょうか。他にも色々あります。黒糖ならではの甘い香りとは対象的なスッキリとした飲み心地でファンが多いようです。

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泡盛

定番の焼酎として、泡盛を紹介しない訳にはいきません!いや、焼酎のカテゴリに入れて良いのかわかりませんが、それだけで単体のジャンルになるほど名前の通った、そして特徴に溢れる焼酎が泡盛です。

原料にお米を使う泡盛が米焼酎と違うのは、主に4つのポイントだと言われています。

  • 原料はタイ米(米焼酎はジャポニカ米)
  • 黒麹を使う(米焼酎は白麹が基本)
  • 仕込みを一度しか行わない(米焼酎は二次仕込み)
  • 減圧蒸留する(米焼酎は常圧蒸留をする)

このうちひとつめの原料と、みっつめの仕込の違いは、割と明確ですが、ふたつめの麹については、黒麹を使う焼酎もあります。また、蒸留方法については、減圧蒸留のほうが常圧蒸留よりもスッキリとした味わいになりやすいということで好かれる場合もあり、今では焼酎でも行われるものがあります。

味わいで言えば、泡盛は基本的に焼酎よりもアルコール度数が高いです。30度くらいが一般的ですが、古酒などのアルコール度数が高いものだと40度を越します。水割りにしてスッキリ飲むと、油っぽい食事もスッキリいただけると思います。

例えばこちらの『瑞泉酒造 古酒』は、アルコール度数が43度あります。ウイスキーやブランデー並みにアルコール度数の高いお酒ですが、水割りをしてもしっかりと味を残します。肉料理とのマリアージュが楽しめる泡盛と言えるでしょう。

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変わり種!?の様々な焼酎たち!

世の中にはいろんな焼酎があります。まだまだ、ここに挙げたものはほんの一部に過ぎません。

ここからは、どんどんニッチな焼酎をご紹介していきます!

ジャスミン焼酎

まず個人的にかなり当たりなのがジャスミン焼酎です。私は、凄く好きです!ジャスミンティーの風味が効いていて、ストレートでもロックでもぐいぐいイケます。

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胡麻焼酎

胡麻焼酎というものもあります。胡麻の香りがほどよく効いた焼酎です。

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栗焼酎

さつまいもで作られた芋焼酎があるのですから、栗で作られた栗焼酎もありますよね。栗の香りが鼻を抜けていく、風味の良い焼酎だそうです。

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かぼちゃ焼酎

「芋・栗・南京」なんて言葉がありますが、芋や栗の焼酎があるんだから、当然かぼちゃ(南京)の焼酎もあるのです。12年間の長期熟成酒だそうで、まろやかなんですって。私も飲んでみたいです!

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じゃがいも焼酎

さつまいもの芋焼酎があるのだから、じゃがいもの芋焼酎があってもおかしくない!?・・・おかしくない!じゃがいもの名産地北海道で作られ、オーク樽で熟成されたじゃがいも焼酎です!

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山芋焼酎

さつまいもやじゃがいもの芋焼酎があるのだから、山芋の芋焼酎があってもおかしくない!?なかなか珍しいですが、麦麹を使ってつくられた山芋焼酎は、自然の風味のする淡い甘みのお酒だそうです。

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牛乳焼酎

牛乳焼酎というとんでもない焼酎があります。意外とフルーティな甘さが特徴です。意外と美味しいので、一度飲んでみて欲しいお酒です!

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えのき焼酎

えのき茸が焼酎になるなんて想像もできませんでした。私も飲んだことがないですが、リサーチをしていてびっくりしたのでご紹介しますね!どんな味がするのでしょうか。

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昆布焼酎

昆布の焼酎なんていうものもあります。そして割と色々な種類の昆布焼酎があります。これも飲んだことがないのでなんとも言えませんが、昆布の香りがする焼酎は、癖になりそうですね。

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またたび焼酎

「またたび」というと猫が大好きな植物という印象ですが、またたびを使った焼酎があるとは思いませんでした。全く飲んだことも書いだこともないのでどんなものか想像もつきませんが、珍しすぎるのでご紹介します!

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焼酎の甲類乙類

焼酎の種類というと、もう少し大枠で「甲類」「乙類」と言うものがあります。

上記、ここまでにご紹介してきたものは全て乙類の焼酎で、別の言い方だと「本格焼酎」と呼ばれるものです。一方で甲類の焼酎とは何かと言うと、ホワイトリカーとも呼ばれるもので、こちらは酎ハイのような割って飲む場合に使われます。

シンプルなアルコールですが、恐らくあんまりそのまま飲まれる方はいません。このサイトでご紹介する焼酎も、基本的に乙類の本格焼酎の話ばかりになります。私の偏見かもしれませんが、乙類のほうがいろんな独創性があって面白いからです!ご了承ください!

参考:
球磨焼酎・文化  球磨焼酎酒造組合