ウイスキーのアルコール度数は、一般的なものでだいたい40%前後です。

ビールがだいたい5%前後なので、度数で言えばおよそ8倍違うことになります。ちなみに、ワインは〜14%くらい、日本酒は15%くらい、焼酎は25%くらいです。もちろん、それぞれ例外もあります。

ウイスキーのアルコール”量”に注目!

でもちょっと待って下さい!

きっとこのページにたどり着いた人が知りたいのは、単純なウイスキーのアルコール度数ではなく、「ウイスキーがどのくらい酔いやすいか?」とか、「それは他のお酒と比べてどう違うのか?」とか、そういうことじゃないでしょうか。

もしそうなら、是非この続きにお付き合いください。

一般的に、ウイスキーは「シングル」や「ダブル」と言って注文します。そしてシングルは30mlの量、ダブルはその倍の60mlの量のウイスキーのことです。だから「ウイスキーをシングルでロックで」と言えば、30mlのウイスキーがロックで出てきます。

ウイスキーのアルコール度数が40%ですので、シングル(30ml)のウイスキーに含まれるアルコール量は12ml分で、グラムに直すと9.6gとなります(アルコールは1mlで0.8gで計算できます)

さて、同じ量のアルコールを他のお酒で摂取する場合、それぞれどのくらいの量を飲むことになるでしょう?

ビールの場合アルコール度数は5%くらいなので、240mlのビールを飲むと、ウイスキーのシングル1杯と同じくらいアルコール量を摂取したことになります。240mlというのはイメージしづらいサイズですが、レッドブルの細い缶が250mlなので、あれくらいの量のビールを飲むのとちょうど同じくらいということになります(ちなみに、私は結構お酒に弱いので、家で晩酌する時はあの細長いサイズのビールを1杯空けるとちょうど良いくらいに酔っ払ってしまいますw)

ワインや日本酒の場合、アルコール度数は15%もしくは少し低いくらいなので、80ml前後でウイスキーのシングル1杯と同じくらいです。日本酒の1合の半分くらいといえばイメージできますでしょうか。あんまり80mlだけ何かを飲むということはないので、ちょっとイメージしづらいですね。

ウイスキー好きの嗜み!飲酒時の適量はどのくらい?

ついでにウイスキーの適切な飲酒量についてお話しましょう。

お酒のおもしろゼミ(平成19年度)というコーナーが国税庁のウェブサイトにあります。このコーナーでは、ウイスキーをシングルで飲んだ場合、2杯までの飲酒を「爽快期」と呼ぶと記載しています。「さわやかな気分になる」「皮膚が赤くなる」「陽気になる」「判断が少しにぶくなる」などの特徴があるそうです。そして、ウイスキーをシングルで飲んだ場合、3杯までの飲酒を「ほろ酔い期」と呼び、「ほろ酔い気分になる」「手の動きが活発になる」「抑制がとれる(理性が失われる)」「体温上昇、脈が速くなる」といった特徴が現れるのだそうです。そして、ウイスキーをダブルで3杯飲んだ場合、ついにこれを「酩酊初期」と呼び、この状態では「気が大きくなる」「大声でがなり立てる」「怒りっぽくなる」「立てばふらつく」というようになります。

また、公益社団法人アルコール健康医学協会という団体は、日本人が一般的に消化できる適切な飲酒量の目安を公開しています。

この団体によれば、ウイスキーの飲酒の適量は1日にダブルを1杯なのだそうです(もちろん、シングルで2杯とも言えます)

先程、他のお酒とアルコール量をベースにした比較を行いましたが、それを基準にするとビールなら約500ml(中瓶1本)、日本酒やワインなら約180ml(1合)を飲んだときが、同じくらいのアルコール量摂取になります。

もちろん、アルコールをどの程度摂取できるかについては、個人差が激しいものなので、あくまで目安と考えるべきです。

ひとつ言えることがあるとしたら、ウイスキーのダブル1杯は見た目には少なく見えますが、決して一気にグビっと飲んでしまうのではなく、ビールなら中瓶を1本飲みきるくらいの速度で、日本酒なら1合を空けるくらいの速度で(もしくはそれよりも遅く)ゆっくりゆっくり味わって飲むことを心掛けたいところです。

ウイスキーをじっくり長く楽しむための飲み方

少量のウイスキーを、じ〜っくりと楽しむためにできる工夫、飲み方があります。

まずはトゥワイスアップ(Twice up)です。これは、グラスにウイスキーを注ぎ、同じ量の水(天然水)を加えて飲む方法です。お水は常温で加えてください。

「水を加えるなんて邪道じゃないの!?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はお水を加えることで香りがより際立つ効果があると言われています。ストレートだとツンときてしまうアルコールの香りが抑えられ、ウイスキーならではの香りが楽しめるという理論です。

また、常温で水を加えることに意味があります。冷やした水や、いわゆる「水割り」のような氷+水の組み合わせだと、ウイスキーが冷えてしまうため、香りを楽しむという点ではあまり向きません。

もしウイスキーを少し長めに、でも上質に楽しみたいという方は、是非このトゥワイスアップという方法で飲んでみてください。

別の方法としては、チェイサーをしっかり飲むというのも、長くお酒を楽しむためには重要です。チェイサーとは、水のことです。お酒と同じ量以上のお水を飲んでおくことで、二日酔いも抑えられます(お酒を飲むことに依る脱水症状を抑えられるためです)

アルコール度数高いウイスキー

さて、ウイスキーのアルコール度数40%という基準には例外があります。ウイスキーの種類の中に「カスクストレングス」というものがあります。このお酒は普通のウイスキーに比べてアルコール度数が高く、60%を超える場合もあります。

なぜこのように、20%もアルコール度数が高いお酒になるか?それは製法に違いがあります。

カスクストレングスとは、ひとつの樽で貯蔵したウイスキーを”そのまま”詰めたウイスキーという意味です。そのままというところが肝です。

通常ウイスキーは、樽で貯蔵された後に加水され、アルコール度数を調整してから世に出ます。つまり、商品としてパッケージ化される前に、既に水を入れて調整されていんです!

さきほど、じっくり楽しむ方法として「トゥワイスアップ」や「チェイサー」という水と一緒にウイスキーを楽しむ方法をご紹介しましたが、そもそもウイスキーには製造の最終工程で水が加えられているのです。原液にどれだけ水を足すかで楽しみ方をアレンジするお酒と表現しても良いかもしれません。

では最後に、いくつかカスクストレングスのウイスキーをご紹介してこのページを〆にしたいと思います。

ラフロイグ オリジナル カスク ストレングス

スコットランドの西海岸、アイラ島に蒸留所を構えるラフロイグのカスクストレングスです。淡路島より少し大きい程度の島の中に8つもの蒸溜所がひしめくウイスキーの聖地で作られる生粋のウイスキー。

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ボウモア 100ディグリーズ プルーフカスクストレングス

やはり、ウイスキーの聖地アイラ島にあるボウモアにて製造されたカスクストレングス。アルコール度数は57.1%です。

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参考:
アルコール摂取量-飲み過ぎ、二日酔いに注意
ラフロイグ蒸溜所 ラフロイグ サントリー
ボウモア サントリー
飲酒の基礎知識 -公益社団法人アルコール健康医学協会-
知らないと損!?ウイスキーのアルコール度数の高さとそのメリット | ウイスキーマニア
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