ウイスキーのカロリーって、どのくらいだと思いますか?

普通、ウイスキーを飲む時は「シングル」とか「ダブル」とかって頼みます。その名前の通り、ダブル(60ml)はシングル(30ml)の2倍の量のウイスキーということです。

そしてウイスキーのカロリーは、シングル1杯で70kcalです。どうでしょう、思ってたより少ないですか?多いですか?

・・・正直、これだけ聞いてもわからないですよね。他のお酒のカロリーがわからないから、ピンとこないですよね。なのでここから先、ビールや日本酒などとカロリーを比較してみます!

ウイスキーのカロリーを適切な飲酒量で比較すると・・・

こういう比較ってどこに基準を合わせるかが難しいと思います。私は最初、100mlあたりのカロリーで比べてみようかなと思って計算してみたんですけど、じゃあビール100mlとウイスキー100mlが同じように消費されるかというと、そんなわけはないですよね。

ビールはたいていアルコール度数ひと桁ですし、ウイスキーは40%ですから。

そこで、同じアルコール量で比べてみることにしました。それならみんな、酔っ払うまでのカロリーで考えられるので、ちょっとわかりやすいですよね!

厚生労働省は、節度ある飲酒の量を、1日あたりアルコール20gと定めています。これは、アルコール度数40度程度のウイスキーだとシングル(30ml)を2杯飲んだ量にあたります。そして、同じ「節度ある飲酒の量」のアルコールを含む他のお酒の量は、日本酒だと1合(180ml)、ビールにすると中瓶1本分の500ml、ワインだと2杯弱(240ml)くらいになります。

なので、それぞれこの量を基準にして、この量に含まれるカロリーを計算してみましょう。

ウイスキーはシングル2杯でカロリー140kcal前後になります。日本酒は1合で196kcalです。ビールは中瓶で200kcalになります。ワインは2杯で174kcalです。

アルコール量 カロリー
ウイスキー 60ml(シングル2杯) 20g 140kcal
ビール 500ml(中瓶) 20g 200kcal
日本酒 180ml(1合) 22g 196kcal
ワイン 240ml(2杯) 24g 174kcal

アルコール量を基準に比べると、ウイスキーはワインの次にカロリーを含むお酒だと言えるようです。

蒸留酒なので糖質はゼロ!

ウイスキーは蒸留酒です。蒸留酒というのは、簡単に言えばビールなどの醸造酒を一度沸騰させ、液体の中からアルコール分だけを抜き出し、アルコール純度を高めたお酒のことです。

醸造酒の段階では、どのお酒にも基本的に糖質が含まれます。日本酒なら米のでんぷん質を糖化させてアルコール化させますし、ビールならこれが麦のでんぷん質を糖化させて作るわけです。ワインの場合はぶどうの糖質をアルコール化させます。

これらの糖質が、完成した醸造酒の中にも残っています。

でも、蒸留の過程でのちにウイスキーになる部分は、元々醸造後の段階で含まれていた糖質の部分を切り離して生成されるのです。これが、蒸留酒であるウイスキーにカロリーが含まれない理由です。

ハイボールのカロリーと糖質は?

日本では、ウイスキーをハイボールにして飲む方も多くいらっしゃいます。

基本的にハイボールとは、ウイスキーを炭酸水で割ったもののことです。そして、この炭酸水が無糖のものであれば、カロリーも糖質もウイスキーそのものに含まれるものから増えないはずです。

でも例えばサントリー角ハイボール缶には、ウイスキーの他にレモンスピリッツ、食物繊維、酸味料と炭酸水が含まれていて、100mlあたり49kcalだそうです。1缶(350ml)で171.5kcalですね。そして糖類は0gだそうです。

ちなみにこの商品のアルコール度数は7%なので、アルコール量は350ml缶で24.5gになるはずです。使用されているであろうサントリーのウイスキー角瓶はアルコール度数が40%なので、ハイボール350mlの中にだいたいダブル1杯分(60ml)が含まれている感じなはずです。

ウイスキーはダブルだとカロリー140kcalなはず。商品のカロリー171.5kcalとは差がありますが、これがレモンスピリッツや食物繊維、酸味料の分かもしれません。

このように、市販のハイボールには純粋なウイスキーと炭酸水以外のものも含まれている場合がありますので、カロリーはケースバイケースで異なってきます。

太りたくない人は、食べ物にも要注意!

それからよく言われることですが、もし太りたくなければ、お酒を飲むときにはお酒そのもののカロリーよりも、食べ物に注意しなくてはなりません。

2017年1月の朝日新聞のニュースによると、イギリスの研究機関「フランシス・クリック」のチームがマウス実験を行い、アルコールを摂取した時に食事をしたくなる理由を突き止めたのだそうです。

マウスにアルコールを与えると、食べる量が約1~2割増えることを確認。アルコールを与えた時のマウスの脳を調べたところ、ふだんは飢えによって食欲が増す時に働く神経細胞が活性化していることがわかった。人為的にこの神経細胞の活動を抑えると、アルコールを与えても食べる量は増えなかった。

引用:飲むと食べたくなる理由判明 英研究所がマウス実験:朝日新聞デジタル

つまりアルコールを飲むと、脳みそが「腹減ったよー」って誤認してしまうんですね。これが危険。シメにラーメンを食べれば、そりゃ太ります。だから気をつけなくてはいけません。

ちなみに、基本的にウイスキーは食後酒として、食事とは別に楽しまれるものです。もちろん決まったルールはないのですが、食事とはきっちり切り分けて飲むように自分で習慣づければ、脳の誤認を自制することもできそうです。

参考:
飲むと食べたくなる理由判明 英研究所がマウス実験:朝日新聞デジタル
角ハイボールのおいしいつくり方 角瓶 サントリー